「本格スムージー」のこだわり
(F&Pジャパン 代表取締役 西野照明)
私がアメリカでスムージーという果物・野菜をたっぷり使ったヘルシーなドリンクに出会ったとき、日本でスムージーといえばファミリーレストランの甘いデザートか、フードコートの水っぽくて薄い飲み物しかありませんでした。
日本で「スムージーのお店を作ろう」と考えたとき、「なんでそんなのやりたいの?」と周囲から疑われました。「スムージー」という言葉だけで話をしても、「本物の」「本格的な」ものを知らない人たちにはその意味を伝えることができなかったのです。
一方で、商品を作るときには、日本の巷にある既存の「残念なスムージー」とは絶対に一緒にはしたくない、という思いがありました。
そこで、商品を作るときのコンセプトとして、大事にすべきことを3つのキーワードとして表現しました。
リッチ・ヘルシー・フルーツフル
・RICH: 濃厚で味わい深い, 高級感のある, 上質な, 豊富な, こくのある, 贅沢な
・HEALTHY: 健やかな, 健康的な, ヘルシーな
・FRUITFULL: 果物たっぷりの, 実りの多い, 充実した
・・・そしてこれらは、そのまま「ライフスタイル」を修飾する言葉でもあります。
日本ではしばしば「良薬口に苦し」と言って、「体に良いものほど、不味い」とされますが、お店で出すメニューに関してはそれではいけないと思います。
おいしくなければ人々の手に取ってもらえないし、続けることもできません。
おいしくて、なおかつ体にとって何か良いことがある。FICO & POMUMでは、新しい商品を開発するときにも必ずこの順番を守るようにしています。
ヘルシーであるために極度に薄味にしたり苦いものを無理に入れたり、おいしくするためにカロリーの高いものや化学的なものを足したりする必要はありません。
「おいしい」と「ヘルシー」、この2つは必ず両立できるものと信じ、提供する商品のモットーとしています。
FICO & POMUMには、“CLASSIC SMOOTHIES” という、言わば看板メニューのカテゴリーがありますが、この ”classic” という言葉には、「古くから変わらぬ良いもの」という意味があります。一時的な流行りで出てきたものではなく、昔から今もずっとあるものであることを表現しています。
CLASSIC SMOOTHIES をはじめ、私たちの「本格スムージー」のこだわりは以下です。
・果物と野菜の濃厚な質感
私たちのスムージーは、本物の果物と野菜を贅沢にブレンドした「リッチで濃厚な質感」が特徴です。一口飲んで素材感を感じとることができる、「濃厚で」「重たい」「どろっとした」質感を大事にしています。
・白砂糖を使わない
店内の製造では白砂糖を使っていません。使っている食材にも白砂糖は含まれていません。甘味料は、体にやさしい天然由来のオーガニックなものだけを採用しています。
・化学的に合成されたものを避ける
店内の製造過程はもちろん、使われる材料においても、保存料・着色料が含まれていないものを選んでいます。